畑かんマイスター荒川氏の取組(大淀川左岸地区)

(畑かん営農の取組)

 

・荒川マイスターは、綾町で、水稲、露地野菜、施設キュウリを栽培。

 

・加工用露地野菜を中心に、大型スプリンクラーを用い、播種・定植時の散水による発芽促進や作付前の土壌水分調整に畑かん水を活用されています。

 

・露地野菜の生産安定を図るため、アブラナ科植物を利用した土壌消毒法である生物くん蒸(バイオフューミゲーション)を実施するなど、畑かん水を用いた新たな技術の確立にも取り組まれています。 

 

(マイスターから一言)

 畑かん水を活用して、収量の増加を目指すとともに、病害虫の防除においても水を積極的に利用していきたいです。


畑かんマイスター小浦氏の取組(大淀川左岸地区)

(畑かん営農の取組)

 

・小浦マイスターは、宮崎市高岡町で茶・桑を栽培。スプリンクラーを用い、夏期の散水(樹勢回復)と冬の防霜対策に畑かん水を利用されています。

 

・一里山有機研究会の会長を務めており、現在は、畑かん水の散水によるチャノホソガ等の孵化抑制効果の検証等に取り組むとともに、限られた水の有効利用についても、地域の調整に尽力されています。

 

 

(マイスターから一言)

 茶をはじめとして、その他の品目においても、水の有効活用技術の確立(節水を含む)について、地域で検討していきたいです。

 


畑かんマイスター川越氏の取組(大淀川右岸地区)

(畑かん営農の取組)

 

・川越マイスターは、宮崎市田野町で、生漬用だいこん、加工用かんしょ、らっきょなどの露地野菜をはじめ、施設キュウリ、施設日向夏を栽培。

 

・施設日向夏・キュウリで主に畑かん水を活用されています。畑かん水の通水で施設栽培が可能になったことで、これまで以上に営農の幅が広がっています。露地品目では、加工用かんしょの植付時に散水を行っています。今年は、小型自走式散水機による散水の実証を行いました。

 

(マイスターから一言)

 露地品目については、かんしょやだいこんが中心ですが、少しずつ新たな品目の試作を行っています。今年はごぼう(漬け物用)の試作も行いました。試作の結果をもとに栽培方法の改良を加え、来年も取り組む予定です。また、今後、畑かん水を活用して、漬け物用の夏秋ナスや夏秋キュウリの栽培にも取り組みたいと考えています。

 


畑かんマイスター中邨氏の取組(大淀川右岸地区)

(マイスターから一言)

 動画インタビュー参照

(畑かん営農の取組)

 

・中邨マイスターは、宮崎市清武町で日向夏(露地・施設)、露地ピーマン、施設キュウリを栽培。

 

・日向夏については、スプリンクラーを用いて散水を行っていますが、夏期は果実肥大促進のため、冬期は果実のす上がり防止のため散水氷結法(※)による凍霜害対策に畑かん水を活用しています。

 

 

※散水氷結法

水が凍る時に少しだけ熱が発生し、この熱を潜熱といいますが、水をかけながら氷を作り続けることで、この熱によって作物は0℃前後に保たれ、凍霜被害を防ぐという方法です。夜間に気温が一定以下になると畑かん散水を行い、朝になって気温が上昇すると散水を停止させることで、果実の凍霜被害(す上がり)防止効果が確認されています